ネット上のQ&Aサイト等で流布している情報の中には、衛生面や設備構造の観点から大きな危険を孕んだ誤解が散見されます。代表的な2つの落とし穴を検証し、是正します。
誤解1:「バスマットはトイレの前の床に敷いておくべき」
ホテルや賃貸のユニットバスで、トイレの便器前の床に布製のバスマットを敷いて入浴する人がいますが、これはNGです。シャワーのわずかな跳ね水やカーテンの隙間からの飛沫を吸い込んでしまい、風呂上がりに足を乗せる頃にはすでに湿って冷たくなっています。ユニットバスバスマット置く場所の正解は、「浴室の外(脱衣スペースの床面)」です。体を浴槽内で粗方拭き上げ、最後の一歩で部屋側のマットに足を下ろすのが、室内を絶対に濡らさないセオリーです。
誤解2:「入浴後はすぐにシャワーカーテンを外側へ出しておく」
カビを防ごうとして、シャワー後すぐにカーテンを外に出して広げる人がいますが、これも乾きかけの水滴が床に落ちる原因になります。入浴直後はカーテンについた水滴を浴槽内へ落とし、換気扇の風流に乗せて浴槽の内側で広げたまま乾燥させるのが正解です。裾がシワになって重なっている部分からピンクカビや黒カビが発生するため、ヒダをしっかり伸ばして通気性を確保してください。
排水口の詰まりを放置するリスクと即効メンテ術
ユニットバスのバスタブ内で体を洗う構造上、抜け落ちた髪の毛や皮脂汚れはすべて浴槽の排水トラップに集まります。ユニットバス排水口詰まり掃除方法を怠ると、湯船を抜いた際にお湯が逆流し、トイレ側の床下排水口から泡混じりの汚水が溢れ出る大事故につながります。ドラッグストア等で購入できる市販のヘアキャッチャーを設置し、入浴後ごとにティッシュで毛を捨てる習慣をつけておくことが最大の防衛策です。