デシリットル(decilitre / 記号:dLまたはdl)は、容積(体積)を表す国際単位系(SI)の併用単位です。基本単位である「リットル(L)」に、10分の1を意味する接頭辞「デシ(deci-)」を組み合わせた構造を持っています。
最も基本的かつ重要な換算関係は、1デシリットル=100ミリリットル(1dL=100mL)です。同時に1dL=0.1Lであり、料理などで馴染み深い立方センチメートル表記に換算すると1dL=100cc(100cm³)に相当します。
デシリットルの関係性を整理すると以下の通りです:
- 1 L = 10 dL = 1,000 mL(1Lの牛乳パックには、1dLのコップ10杯分が入る)
- 1 dL = 100 mL = 0.1 L = 100 cc
- 1 mL = 0.01 dL = 0.001 L = 1 cc
表記方法についても変遷があります。かつて昭和から平成初期の教科書では、筆記体の「dℓ」や小文字の「dl」が広く用いられていました。しかし、文部科学省の学習指導要領やJIS(日本産業規格)、国際度量衡局の取り決めに基づき、現在は数字の「1」やアルファベット大文字の「I」との誤認を防ぐ目的から、大文字の「L」を用いた「dL」表記が標準となっています。