宮脇咲良のキャリアを語る上で欠かせないのが、2011年に結成されたHKT48の第1期生としての出発点です。あどけなさが残る鹿児島出身の少女は、劇場公演を重ねる中で頭角を現し、瞬く間にグループの看板メンバーへと成長しました。2014年リリースのシングル『希望的リフレイン』では、AKB48の表題曲で渡辺麻友とのWセンターに抜擢。さらに2016年の『君はメロディー』では単独センターを務めるなど、48グループ全体の次世代エースとして重責を担いました。
その存在感を決定づけたのが、ファンとの絆を証明するAKB48選抜総選挙における順位の変遷です。第4回の47位から着実に順位を上げ、2015年には7位で初の神7入り。そして2018年の第10回世界選抜総選挙では、自己最高となる第3位(14万1,106票)を獲得しました。名実ともに国内トップアイドルの頂に到達した瞬間でした。
HKT48の代表作『最高かよ』や『12秒』などのセンター曲で見せた弾けるような笑顔の裏には、常に現状に満足しない強い向上心がありました。グループを牽引する立場になってもなお、自身の表現力に対する貪欲さを失わなかった姿勢が、のちの世界進出への強固な土台となっていきます。