サバが「海のスーパーフード」と称される最大の理由は、豊富に含まれるオメガ3系高度不飽和脂肪酸にある。厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準においても、生活習慣病の予防や心血管疾患リスクの低減を目的として積極的な摂取が推奨されている栄養素だ。
特筆すべきは、血液をサラサラに保ち血栓予防や中性脂肪の低下に寄与するエイコサペンタエン酸(EPAと、脳の神経組織を活性化させ認知機能の維持に欠かせないドコサヘキサエン酸(DHAの圧倒的な含有量である。生のサバを焼き魚や煮魚にすると、調理の過程で脂と一緒にこれら貴重な脂肪酸の20〜30%が溶け出してしまう。一方、空気を遮断した状態で加熱殺菌される缶詰なら、酸化に弱いオメガ3脂肪酸をほぼ100%逃さずに摂取できるのだ。