「迫力ある市場のセリを生で見学したい」という一般の関心は根強いものがあります。しかし、大阪鶴見花き地方卸売市場における一般のセリ見学は、観光地化された一部の水産市場(豊洲市場の見学デッキ等)とは運用が大きく異なります。
場内は荷物を満載したフォークリフトや台車、ターレットが猛スピードで行き交う極めて危険な作業空間です。そのため、観光目的での無断立ち入りや自由見学は厳しく禁止されています。見学が認められるのは、農林水産関連の学校教育、農業協同組合や生花組合などの業界団体、行政関係者が事前に正式な申請書を提出し、市場側の許可を得たケースにほぼ限定されます。個人がふらりと訪れてセリ場内に入り込むことは保安上できません。
市場へのアクセスと駐車場の利用実態についても注意が必要です。所在地は大阪市鶴見区茨田大宮。最寄り駅はOsaka Metro長堀鶴見緑地線の「門真南駅」または「鶴見緑地駅」から徒歩圏内ですが、早朝営業の時間帯は公共交通機関の始発前となることも珍しくありません。
自家用車で来場する場合、場内には立体駐車場や平面駐車場が用意されています。しかし、早朝のピークタイム(午前5時〜8時)は、荷受けの大型長距離トラックや仕入れ業者のワンボックスカーで満車状態となり、搬出入作業が最優先されます。関係者以外の無断駐車は業務妨害とみなされ、警告や退去を求められるケースがあります。一般利用を容認している仲卸に立ち寄る際でも、駐車ルールの厳守と市場関係車両への配慮は絶対に怠ってはなりません。