縁起だるま発祥の聖地へ!運命を切り拓く知られざる開運巡礼旅

縁起だるま発祥の聖地へ!運命を切り拓く知られざる開運巡礼旅

縁起だるま発祥の聖地へ!運命を切り拓く知られざる開運巡礼旅の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

少林山の歴史を開いたのは、江戸時代初期に中国から渡来した禅僧・東皋心越(とうこうしんえつ)に遡る。水戸黄門こと徳川光圀の招きで来日した心越禅師がこの地にとどまり、達磨大師の座禅像を描いたことが信仰の礎となった。寺の宗旨は禅宗の一派である黄檗宗。明代中国の建築様式や儀礼の薫陶を色濃く残す伽藍配置は、日本古来の寺院建築とは一線を画す独特のエキゾティシズムを漂わせている。

近年、欧米のバックパッカーやアジアの都市生活者たちがこぞってこの地を目指すようになった。坐禅や写経、簡素な精進の精神が、過剰な情報化社会に生きる現代人の疲弊した神経を解きほぐす。境内を歩けば、英語やフランス語のささやきが木々の間に溶け込んでいく。彼らが求めているのは、過剰なおもてなしではなく、何百年も変わらず守られてきた凛とした佇まいそのものなのだ。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。