病み上がりの食事は、症状の経過と本人の食欲に合わせて「4つのステップ」で進めるのが最も安全かつ効率的です。
ステップ1:流動期(発熱直後・強い倦怠感がある時)
固形物は一切口にせず、水分と電解質、最低限の糖質のみを補給します。白湯、経口補水液、すまし汁の上澄み、くず湯などが適しています。一度に大量に飲むのではなく、常温から人肌程度に温めたものをスプーンで少しずつ口に含むのがポイントです。
ステップ2:半流動期(少し起き上がれるようになり、空腹を感じ始めた時)
米からじっくり炊いた三分粥〜五分粥、しっかりと柔らかく煮込んだうどんを取り入れます。具材は入れず、塩ひとつまみや少量の白だしで風味をつける程度に留め、よく噛んで唾液と混ぜ合わせながら食べ進めます。
ステップ3:全軟食期(座って食事ができ、吐き気や胃痛がない時)
全粥や柔らかめのご飯に移行し、良質なタンパク質を少しずつプラスします。具なし茶碗蒸し、絹ごし豆腐の湯豆腐、白身魚(タラやタイ)のホイル蒸し、柔らかく煮た大根やにんじんなどが最適です。油は一切使わず、「煮る」「蒸す」調理法を徹底します。
ステップ4:普通食への移行期(排便があり、通常の活動ができる時)
柔らかめの白米に、皮を取り除いた鶏ささみや胸肉、煮込み野菜の味噌汁などを組み合わせます。刺激物や極端に硬いものを除き、徐々に家族と同じ通常の献立へと近づけていきます。