感情的な炎上にとどまらず、ビジネスの現場では即座に凄惨な損害算定が始まりました。騒動当時、ベッキーさんは好感度タレントの最高峰に位置しており、テレビCM契約は実に14社、地上波を中心とするレギュラー番組降板対象は10本に上っていました。
企業側にとって、スキャンダルはブランドイメージの毀損に直結します。報道直後からスポンサー企業には抗議電話が殺到し、数日のうちに全14社のCM放映が差し替え、または契約解除となりました。出演中だった『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)などの人気番組も、次々と「出演見合わせ」から事実上の降板へと追い込まれました。
広告代理店関係者の証言によると、違約金の総額は最終的に5億円前後に達したとされています。タレント個人が即座に支払える額ではなく、長年彼女を育ててきた老舗芸能事務所サンミュージックがその大半を肩代わりし、事務所所属の芸人やタレント総出で営業活動を強化して穴埋めを図るという、前代未聞の危機対応が展開されました。