ピアノ演奏の後、静寂に包まれたチャペルで読み上げられたのが、今も語り継がれる感動的な手紙です。春日プロポーズ手紙全文の趣旨は、華やかな芸能界の裏で、世間に隠れながら10年間自分を信じ続けてくれたクミさんに対する、偽らざる感謝と謝罪、そして未来への誓いでした。
手紙の中で春日さんは、「アパート(むつみ荘)で何もない時代から、ただ隣にいてくれた」「好きな外食にも連れて行けず、プレゼントもまともに渡せないケチな自分を、一度も責めずに笑って支えてくれた」と述懐。普段の「トゥース!」と胸を張る傲慢なキャラクターを完全に脱ぎ捨て、「これからは私がクミさんを幸せにします。結婚してください」と深々と頭を下げ、指輪を差し出しました。クミさんの震える声での「よろしくお願いします」という返答は、会場全体を温かな感動で満たしました。
この光景を見て、別室で誰よりも取り乱して顔を両手で覆い、嗚咽を漏らしていたのが相方の若林正恭さんでした。春日プロポーズ若林号泣理由について、若林さんは後のインタビューやラジオでこう語っています。中学時代からの親友であり、まったく売れずに風呂なしアパート「むつみ荘」で極貧生活を共に耐え抜いた下積み時代、そしてブレイク後もプライベートを犠牲にしてきた春日さんの苦悩と人間的な弱さを、誰よりも間近で知っていたのが若林さんでした。クミさんがどれほど春日さんを深い愛情で包み込んできたかを知る相方だからこそ、二人が報われた瞬間に心の堤防が決壊したのです。