炎上の代償は、精神的な批判にとどまらず、天文学的な経済的制裁となって彼女と所属事務所に降りかかりました。当時、民放キー局を中心に多数のレギュラー番組を抱え、大手企業のCMキャラクターを独占していたベッキーさんの失脚は、広告業界全体に甚大な損害をもたらしました。
報道関係各社の取材によると、CMの差し替え費用、制作済みポスターの廃棄費用、テレビ局への穴埋め補償などを合算した違約金は最大5億円にのぼったと試算されています。弱小事務所であれば一撃で倒産しかねない天文学的な負債であり、当時の所属事務所(サンミュージックプロダクション)の経営をも揺るがす事態となりました。
そして2016年5月13日、TBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』にて、ベッキーさんは電撃的なテレビ復帰を果たします。司会の中居正広氏と1対1で対峙した彼女は、1月の会見が嘘であったことを涙ながらに認め、川谷氏の元妻へ直接謝罪したことを告白しました。この放送は平均視聴率24.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異的な数値を記録。しかし、あまりに早い復帰劇に対して視聴者からは「禊(みそぎ)が済んでいない」「被害者ぶっている」といった批判が殺到し、完全復活への道は極めて険しいものとなりました。