長年、自由民主党の意思決定プロセスは男性中心の密室政治によって主導されてきた。しかし、その歪みが露呈したことで、党内での発言権を強めているのが女性議員たちのグループだ。税制改正、子育て政策の財源、エネルギー問題――。従来ならベテラン男性議員の握りつぶしに遭っていたような改定案が、日本国会の審議の場で堂々と議論されるケースが急増している。
とはいえ、党内のパワーゲームは甘くない。女性議員がポストを得るたびに「客寄せパンダ」「多様性のパフォーマンス」と陰口を叩く勢力は根強く存在する。こうした歪な視線と戦いながら、実質的な法案を通すためにどのような水面下の取引が行われているのか。本会議場の華やかな答弁の陰で、泥にまみれた妥協と修正の手続きが日夜繰り返されている。