どれほど優れたスペックを持つクレーンであっても、現場に到着できなければ意味がありません。25tラフター現場搬入経路条件の検証は、契約前の最重要タスクです。
25tラフターは4輪駆動・4輪ステアリング(4WS)を備えており、同クラスの大型トラックに比べて小回り(最小回転半径約5.1m前後)が利きます。しかし、車両重量が約26tに達するため、以下の進入路チェックを怠ると搬入不可に陥ります。
- 道路幅員と角切りの有無:進入道路の幅員は最低でも4.0m以上、直角コーナーでは角切りが確保されていないと内輪差で塀や電柱を巻き込むリスクがあります。
- 上空障害物(電線・看板・街路樹):全高約3.5mに加え、走行時のブーム先端の揺れを考慮すると、地上高4.2m以上のクリアランスが求められます。
- 地耐力とアウトリガ敷鉄板:アウトリガ反力は1点あたり最大20t近く集中します。アスファルトの陥没や地下埋設管の破損を防ぐため、厚さ22mm以上の敷鉄板(22t鋼板)の敷設が義務付けられます。
なお、25tラフターの公道自走には大型特殊自動車運転免許、クレーン作業には国家資格である移動式クレーン運転士資格(つり上げ荷重5t以上対応)が必須です。無資格者による操作は労働安全衛生法違反として厳格に処罰されます。