2026年の北コースは、連日の好天に恵まれたものの、気まぐれに吹き抜ける風と引き締まった高速グリーンが選手たちを苦しめた。アウトコースでは果敢にピンを狙う攻撃的なゴルフが功を奏した一方、インコースに入ると一転して精度と耐えのゴルフが求められる展開に。勝敗の分かれ目となったのは、難関として知られる17番パー3だ。
首位と1打差で追う選手が放ったティーショットは、池をすれすれで越えてピンそば50センチにピタリ。ギャラリーの大歓声がコース全体にこだました。土壇場でのこの一打が、見事な逆転劇を呼び込むトリガーとなった。ゴルフの怖さと魅力を凝縮したような、記憶に残るラウンドだった。