犬の行動学において、チワワとパグは対極に位置すると言っても過言ではない。チワワは非常に聡明で警戒心が強く、飼い主に対して一途な忠誠心を燃やす反面、見知らぬ人や音に対して過敏に反応しやすい。一方のパグは、誰に対してもフレンドリーでマイペース、興奮しても攻撃性に結びつきにくい性格を持つ。
世界的なカリスマドッグトレーナーとして知られるシーザー・ミランは、最新のドッグトレーニング論において「小型犬症候群」への警鐘を鳴らし続けている。体が小さいからと毅然とした態度を怠ると、チワワは家の中の支配者として振る舞い始め、無駄吠えや噛み癖を強める恐れがある。Netflix配信のペットドキュメンタリー等でも特集されるように、チワワには一貫したルールと静かなリーダーシップが欠かせない。対照的にパグの場合、頑固な一面はあるものの、おやつや褒め言葉を交えたポジティブトレーニングで順調に社会性を育むことができる。