三原赤十字病院 病院長は、人口減少と高齢化が同時に進む地域社会において、医療の質を落とさずに守り抜く決意を強く示している。目指すのは、高度な設備と専門医を揃えた地域中核急性期医療の揺るぎない確立だ。
瀬戸内海沿岸の交通結節点に位置する三原市は、大規模災害時の医療救護拠点としても極めて重要な地理的条件を持つ。救急医療・災害拠点病院として、ヘリポートを活用した広域搬送や、DMAT(災害派遣医療チーム)の機動力強化に向けた訓練が日々繰り返されている。
医療従事者の働き方改革を進めながら24時間365日の救急受入体制を維持するには、限られた人的資源の適正配置が不可欠だ。病院機能の集約と高度化は、地域の命を最後の砦として守るための戦略的な選択といえる。