午後2時前後に訪れる強烈な睡魔の正体は、単なる昼食の満腹感だけではない。私たちの体内時計が刻む約半日周期のリズム(サーカセミディアンリズム)により、体温がわずかに低下し、覚醒度が自然と落ちる時間帯に重なっているからだ。
日本睡眠学会の専門家らも指摘するように、慢性的な睡眠不足が積み重なった「睡眠負債」を抱えている場合、この時間帯の覚醒低下はより暴力的な眠気となって顕在化する。近年の産業医学の知見によれば、眠気を我慢しながら作業を続ける状態は、軽度の酩酊状態でキーボードを叩いているのと同等のパフォーマンス低下をもたらすという。