週末のエビスサーキットを訪れると、聞こえてくる言語の多様性に驚かされます。オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなど、世界中から「Ebisu Circuit」を目指してやってくるインバウンド層の熱気は、被災前を凌駕するレベルに達しています。
SNSやコミュニティ掲示板に投稿された利用者の生の声を見ると、現場のリアルな空気感が鮮明に浮かび上がります。
「地震のニュースを見たときはもう二度と走れないと絶望したが、新しくなった西コースは舗装が極上でタイヤの減りも素直。山林の防護フェンスもしっかり強化されていて安心して全開で踏める」(30代・走行会参加者)
「南コースのダート化には最初戸惑ったが、実際にラリークロス車両で走ると立体的なレイアウトが抜群に面白い。かつてのドリフトの魂を受け継ぎながら、新しいモータースポーツの拠点になっている」(40代・モータースポーツクラブ関係者)
その一方で、モータースポーツに付き物である「エビスサーキット事故」に関する厳しいリスク管理にも変化が見られます。かつては豪快なクラッシュもカルチャーの一部として語られがちでしたが、近年は厳格な車検制度、消火・救急体制の自動通報システムの導入、ドライバーブリーフィングの多言語対応など、国際安全基準を意識した運用が徹底されています。過激な走りを許容しつつ、人命を守るためのフェイルセーフを強固にする姿勢が、国内外のエントラントから高い信頼を勝ち得ている要因です。
また、同敷地内に広がる東北サファリパークとの共存関係も、エビスサーキットならではの唯一無二の魅力です。排気音とタイヤスモークのすぐ隣でライオンや草食動物たちが暮らす独特のロケーションは、世界中を探しても他に類を見ません。モータースポーツ愛好家が走行を楽しむ間、家族や同行者はサファリパークやアトラクションを満喫できるという、ファミリーフレンドリーな構造設計が定着しています。