互いに腹の内を探り合う冷戦状態が続く中、事態は同僚や知人を巻き込んだ大騒動へと発展します。裕次郎は妻の投稿に対してネット上で反論を試み、日和は夫がアカウントを特定したことに気付いてさらに怒りを募らせるという、泥沼の応酬が展開されます。
クライマックスでは、ついに双方が感情を爆発させ、これまで言葉にしてこなかった不平不満、諦め、そして本音を真正面からぶつけ合います。取っ組み合いに近い口論の末にふたりが辿り着いたのは、「完全に分かり合うことは不可能だが、相手への敬意と距離感をどう保つか」という現実的な着地点でした。
タイトルの「チャーリーは笑う」が示す通り、無表情に見えるフクロウのチャーリーだけが、人間の愚かで愛おしい諍いを静かに見つめ続けています。単なる離婚劇や安易なハッピーエンドに逃げず、歪みを抱えながらも続いていく夫婦関係の生々しさを残した幕引きは、多くの映画ファンから高く評価されました。