2021年9月、チャラン・ポ・ランタンは長年所属したソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)およびエイベックスとの契約を円満に満了し、姉妹自ら立ち上げた新会社「合同会社ベローズワークス(Bellows Works)」として独立を発表しました。「ベローズ」とはアコーディオンの心臓部である「蛇腹」を意味します。
この独立に際し、一部では「レーベルとの不仲か」「方向性の対立か」と勘繰る声もありましたが、真相は極めて前向きなクリエイティブの自立でした。メジャーレーベルにおける大規模なプロモーションやタイアップ戦略の恩恵を理解しつつも、制作スピードの遅延や、予算・権利関係の制約を受けずに「作りたいと思ったものをその瞬間に形にしてファンへ届ける」という原点回帰を目指した決断でした。
独立後の小春は、移動式サーカス小屋での自主興行や、映画・舞台への劇伴提供、さらにはオリジナルアコーディオンの共同開発プロジェクトなど、型破りなプロデュースを次々と実現させています。組織の歯車になるのではなく、自ら舵を取る船長として活動基盤を完全に確立しました。