この美しい景観は、単なる観光地ではなく現在も篤い信仰を集める神聖な場所です。桜井二見ヶ浦は、福岡藩2代藩主・黒田忠之によって創建された「櫻井神社(国指定重要文化財)」の宇良宮(うらのみや)として位置づけられています。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の夫婦神をお祀りしていることから、古来より「縁結び」「夫婦円満」「家内安全」の強力なパワースポットとして親しまれてきました。櫻井神社で参拝したあとに二見ヶ浦へ向かうルートは、ご利益をしっかりと授かる王道の巡礼コースとされています。
毎年5月の長潮の日(大潮の干潮時)には、伝統の「大しめ縄張り替え神事」が執り行われます。法被姿の氏子たちが腰まで海に浸かりながら、重さ1トンもの真新しいしめ縄を両岩の間に掛け渡す勇壮な姿は、初夏の糸島を象徴する風物詩です。