ネット上の掲示板やSNS、知恵袋の投稿を調査すると、ドラレコの駐車監視に関する口コミやネットの反応には、歓喜と後悔の二極化したリアルな体験談が溢れています。
まずポジティブな一次情報として目立つのは、「スーパーの駐車場で右フロントフェンダーを擦られたが、タイムラプス映像に相手のナンバーと車種、立ち去る運転手の顔まで鮮明に映っており、翌日に警察を通じて全額相手負担で修理できた」という生々しい手記です。特に、駐車監視機能による当て逃げやいたずら防止の効果は絶大で、LEDインジケーターが点滅しているだけで不審者が立ち去る様子が映っていたという防犯カメラ代わりの成功事例も多く報告されています。
一方で、悲痛な声として投稿されているのがバッテリーにまつわるトラブルです。ロードサービス大手・JAFが毎年公表している救援出動理由において、「過放電バッテリー」は全体の約4割を占め、不動の1位を独走し続けています。現場の整備士は次のように証言しています。
「お客様から『急にエンジンがかからなくなった』と連絡を受けて出張すると、3年目のバッテリーにドラレコの駐車監視が24時間常時給電で設定されていたというケースが多発しています。カットオフ電圧を11.8Vに設定している方が多いのですが、近年のアイドリングストップ車やハイブリッド車の補機バッテリーは、12.0Vを下回るとシステム起動エラーを起こす設計になっています。ドラレコ側の保護回路が切れる前に、車両側がダウンしてしまうのです」
愛車を守るはずのセキュリティ機能が、設定ひとつで命綱である車の始動性を奪ってしまうという矛盾。ここに、ユーザーのリスク認知と現場の実態との決定的なギャップが存在しています。