日常系アニメの宿命とも言えるのが、作品のトーンとは真逆の不穏な都市伝説です。『あたしンち』に関しても、「最終回でお母さんが亡くなる」「母が交通事故に遭って家族が崩壊する」といったあたしンち 母 死亡説 真相を巡る噂が、SNSや動画共有サイトを中心にまことしやかに囁かれ続けてきました。
結論から申し上げると、母が劇中で死亡した事実は一度たりともなく、あたしンち 最終回 噂にまつわる死亡エンドは完全なデマ(悪質な都市伝説)です。公式連載およびアニメ本編において、母が悲劇的な結末を迎える展開は一切描かれていません。
この噂が生まれた背景には、2つの構造的な要因が存在します。1つ目は、2012年3月に読売新聞日曜版での長期連載が終了した際、連載終了の理由を巡ってネット上で「作者の身内に不幸があったのではないか」「物語として最終回を迎えたのか」という憶測が飛んだことです。実際は、けらえいこ氏が長年の連載による疲労や新たな創作への準備のために一区切りをつけたものでした。2つ目は、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』、『サザエさん』など、長期にわたる国民的日常系アニメ全般に共通して発生する「実は主人公や主要キャラが死亡しているバッドエンド」という陰鬱なフォークロアの類型に当てはめられた点です。
実際の『あたしンち』は、2019年12月より週刊誌『AERA』にて新連載『あたしンちSUPER』として見事に復活を遂げました。さらに、公式YouTubeチャンネルの登録者数が数十万人規模へ拡大し、2024年以降も新規アニメーションの配信が精力的に行われています。2026年現在も、お母さんは元気いっぱいに日常を謳歌しており、死亡説は完全に否定されています。