高音を綺麗に鳴らすために不可欠なもうひとつの要素が、リコーダー 息の強さ スピードの精密なコントロールです。「息を強くする」と意識すると、肺から大量の空気を一気に送り込んでしまいがちですが、必要なのは息の体積ではなく「流速(スピード)」です。
冬場にかじかんだ手を温めるときのように「ハー」と出す温かい息は、低音を豊かに響かせるのに適しています。対して、遠くにあるロウソクの炎を一瞬で吹き消すように「フーッ」と細く鋭く出す冷たい息が、高音を立ち上げるためのスピード感です。
また、発音の瞬間のタンギングも重要です。低音域では「トゥ(Tu)」と発音しますが、高いミを吹く際は口の中の容積を少し狭め、「ティ(Ti)」または「テュ(Tyu)」と発音するイメージで舌先を素早く弾きます。舌の位置がわずかに上がることで口腔内の空気圧が高まり、息のスピードが自然と加速され、ソプラノリコーダー 高音 出し方における立ち上がりの濁りが解消されます。