ラスキアイスプッラ完全解剖!セムラとの違いと本場派閥争いの真相

ラスキアイスプッラ完全解剖!セムラとの違いと本場派閥争いの真相

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北欧スイーツを語る上で避けて通れないのが、スウェーデンで親しまれている「セムラ(Semla)」との関係性です。歴史的にスウェーデン統治下にあったフィンランドへ食文化が伝播した経緯から外見は瓜二つですが、フィリングの仕様や食べ方の様式において明確な違いが存在します。

比較項目フィンランド:ラスキアイスプッラスウェーデン:セムライタリア:マリトッツォ(参考)パン生地の特徴カルダモンを粒状で練り込んだ丸パン(しっかりめの食感)カルダモン風味の柔らかいブリオッシュ風丸パン柑橘系オイルやバニラ香る軽いブリオッシュフィリング(中身)ラズベリー/イチゴジャム または アーモンドペースト + ホイップクリームマンデルマッサ(粗挽きアーモンドペースト) + ホイップクリーム純生クリームのみ(または季節のフルーツ少量)伝統的な食し方コーヒーや温かいベリージュースと共にそのまま食べる深皿に入れ、温めた牛乳を注いで浸す「ヘートヴェグ(Hetvägg)」も伝統的カプチーノやエスプレッソと共に朝食・おやつとして食す日本国内の相場価格450円〜680円前後(北欧カフェ・ベーカリー)500円〜750円前後(IKEAやスウェーデンベーカリー)350円〜500円前後(一般ベーカリー)

最大の違いは、フィンランドではベリー系ジャム(Hillo)が主流の選択肢として確立している点です。スウェーデンではアーモンドペースト(Mandelmassa)以外を挟むことは異端視される傾向がありますが、フィンランドでは注文時に「ジャムか、マンテリマッサ(アーモンドペースト)か」を店員から尋ねられるのが日常の光景となっています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。