年収320万円と一口に言っても、給与体系が「年俸制(ボーナスなし)」か「賞与あり(基本給+ボーナス)」かによって、毎月口座に振り込まれる月収手取り額は劇的に異なります。
賞与が一切支給されないボーナスなしの企業で働く場合、年収320万円を単純に12分割するため、月給額面は約26.6万円となります。ここから税金や社会保険料を差し引いた月々の手取り額は約21.0万〜21.3万円です。毎月の収入が一定であるため、月々の生活費管理や定額貯金が組み立てやすいというメリットがあります。
一方、夏と冬にそれぞれ給与2ヶ月分(計4ヶ月分)のボーナスが支給される給与体系の場合、年間給与は16分割で計算されます。この場合の月給額面は20万円となり、月々の手取り額は約15.8万〜16.2万円まで目減りします。その代わり、年2回のボーナス支給時には、1回あたり額面40万円に対し手取りで約32万〜33万円(年間約65万円)がまとめて支払われます。
ここで多くの人が陥りがちな落とし穴が「ボーナス払いや特別出費を前提とした家計管理」です。毎月の手取りが約16万円の場合、家賃や光熱費を支払った後の余力は極めて小さくなります。ボーナスを日々の赤字補填や生活費の補填に回してしまうと、病気や冠婚葬祭などの突発的な出費が発生した際に家計が立ち行かなくなるリスクを抱えることになります。