「月額1,650円のタカラヅカ・オン・デマンド(TOD)があるのに、なぜ倍近い金額を払ってスカイステージを契約するのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。しかし、舞台芸術のアーカイブ性とファン心理を深く観察すると、両者には決定的な役割の違いが存在します。
第一の決定差は「舞台映像の完全性と鮮度」です。スカイステージでは、本公演のノーカット放送はもちろん、新人公演、バウホール公演、全国ツアー、さらには千秋楽の舞台挨拶やサヨナラショーまで余すところなく放映されます。一方の配信サービス(TOD)では、著作権や配信権利の都合上、楽曲が一部差し替え・カットされたり、最新の重要公演のラインナップが限定的になるケースが珍しくありません。
第二の差は、毎日放送される情報番組「タカラヅカニュース」の即時性です。劇団の最新稽古場レポート、初日・千秋楽ダイジェスト、スターの突撃インタビューなどが連日更新されます。劇場に足を運べないファンであっても、組の空気感やスターの変化をリアルタイムで追体験できるライフラインとなっています。
そして最大の決定打が「テレビ録画によるディスク(BD)保存が可能であること」です。配信サービスはいずれ配信期限が切れると視聴できなくなりますが、スカイステージの放送はレコーダーのハードディスクに録画し、ブルーレイディスク等へムーブして一生モノの個人ライブラリを構築できます。スターの退団後にも色褪せない記録を手元に残したいファンにとって、録画機能は何物にも代えがたい価値を持っています。