取材班が実施した遺族および会葬者へのヒアリング調査では、施設の実用性に関して極めて具体的な証言が得られました。ネット上の口コミ評判と実際の現場環境を照らし合わせると、いくつかの際立った特徴が浮かび上がります。
「那覇市内の総合病院で母を看取った後、自宅マンションのエレベーターが狭く遺体安置が難しかったため、いなんせ会館の安置室へ直接搬送してもらいました。設備が清潔で、夜間の付き添い時もスタッフが丁寧に対応してくれたため、動転していた遺族一同が救われました」(那覇市在住・50代男性・喪主の手記より)
「祖父の葬儀で利用しました。親戚に足腰の悪い80代の高齢者が多かったのですが、告別式が終わってそのまま徒歩圏でいなんせ斎場の火葬待合室へ移動できたのは本当に助かりました。那覇や浦添の市街地のような渋滞に巻き込まれる心配もありませんでした」(浦添市在住・30代女性)
一方で、施設面に関するシビアな指摘も存在します。浦添市伊奈武瀬の海沿いという立地上、自家用車やタクシーでの来訪が前提となるため、「バス停からの徒歩移動はやや距離がある」「大規模な一般葬が重なると時間帯によって駐車場が混み合う」という声が聞かれました。敷地内には十分な駐車スペースが確保されているものの、200名を超える会葬者が集中する時間帯には誘導員の指示に従ったスムーズな出入りが求められます。