日本本土に生息するツキノワグマ(体長1.1〜1.5m前後)と、北海道に生息するヒグマ(体長1.5〜2.5m超)では、体格も攻撃の性質も大きく異なります。
ツキノワグマは突発的な遭遇時に一撃を与えて逃走する「打撃離脱」が多い傾向にありますが、ヒグマはその圧倒的な体格とパワーで執拗に攻撃を続ける事例が見られます。いずれの種類であっても、物理的な突進や爪撃を回避できないゼロ距離の事態に陥った場合は、致命傷を防ぐ「防御姿勢」をとる必要があります。
攻撃を避けられない瞬間の防御姿勢の手順は以下の通りです。
1. うつ伏せになり、地面にお腹を密着させる(内臓を守る)。
2. 両手を頭の後ろで組み、首の後ろと頸動脈をガードする。
3. 両足を広げて踏ん張り、ひっくり返されないように耐える。
4. リュックサックを背負っている場合は外さず、背面のクッションとして活用する。
顔面や首、喉元を損傷すると大量出血によるショック死につながるため、頭部と頸部を徹底的に保護することが生存確率を高めます。