入院治療を終えて退院した直後は、病状が安定したとはいえ「ガラス細工のように脆い回復初期」です。退院した開放感からすぐに以前と同じペースで動いてしまい、数週間で再燃・再入院に至るケースは少なくありません。
退院後の生活を軌道に乗せるためのステップは以下の3段階です。
ステップ1:退院後2週間〜1ヶ月は「自宅での慣らし運転」
退院直後は予定を一切入れず、病棟と同じ生活リズム(起床・就寝・食事の時間)を自宅で再現することだけに集中します。家事も最低限にとどめ、疲れを感じたら横になることを最優先します。
ステップ2:外出と活動範囲の段階的拡大
午前中に近所のコンビニや公園へ散歩に出かける、図書館で1時間読書をするなど、少しずつ「社会の刺激」に脳を慣らしていきます。この段階で重要なのは、行動記録表をつけて「何をしたときにどれくらい疲れたか」を可視化することです。
ステップ3:リワークプログラム(復職支援)の活用
会社への復職を目指す場合、いきなり職場に戻るのではなく、医療機関や地域障害者職業センターが提供する「リワークプログラム」に通うことが極めて有効です。オフィスを模した環境で軽作業やグループワークを行い、週5日通える体力を証明することが、再休職を防ぐ最大の防壁となります。