Instagramの利用を一時的に止めたい、あるいは関係性を整理したいと考えた際、混同されがちな操作が「ログアウト」、「アカウントの一時停止(利用解除)」、そして「アカウントの完全削除」の3つです。これらは内部処理も周囲への影響も全く異なります。
ログアウトは、あくまで手元のスマートフォンやブラウザにおいて「鍵をかけて部屋を出た状態」に過ぎません。サーバー上のデータはそのまま温存され、外部のユーザーからはあなたがログインしているか否かに関わらず、通常通りプロフィールや過去の投稿が閲覧可能です。また、インスタログアウト時のDMや検索履歴の保持についても、サーバー側に同期されているため消滅することはありません。
対照的に、インスタアカウント一時停止との違いとして特筆すべきは「可視性」です。一時停止(利用解除)を実行すると、アカウントはMeta社のサーバー上で非表示ステータスへと移行し、フォロワーからは一時的にアカウントが削除されたかのように見えます。一方で、完全削除は30日間の猶予期間を経過した後に全データが不可逆的に抹消される最終手段です。インスタログアウトとアカウント削除の違いを正しく把握していれば、「ログアウトしたつもりがデータが消えた」という事態も「消したつもりが公開されたままだった」という事故も防げます。