山田家の三男・三郎役として、素直で健気な少年を好演したのが清水尚弥です。当時12歳だった彼は、ドラマ終了後も歩みを止めることなく俳優の道を突き進んできました。
清水尚弥 俳優活動の軌跡を見ると、商業作品にとどまらず、インディーズ映画や骨太な単館系作品において異彩を放っています。2015年に主演を務めた映画『死んだ目をした少年』では、閉塞感の中で葛藤する思春期の少年をリアルかつ不気味なほどの解像度で演じ切り、映画関係者から絶賛を浴びました。その後も映画『ある町の高い煙突』や舞台作品、テレビ東京系の深夜ドラマなどにコンスタントに出演を重ね、カメレオン俳優として独自のポジションを確立しています。
また、現代の映画・ドラマ界を代表する人気俳優・清水尋也の実兄であることも広く知られています。実は、弟の尋也が芸能界に入った直接のきっかけは、兄・尚弥の主演映画の試写会に家族で訪れた際、事務所スタッフにスカウトされたことでした。兄弟で切磋琢磨し合い、互いの出演作を認め合う関係性は、芸能界屈指の良きライバルであり盟友です。
子役時代の三郎が見せた優しい眼差しは、30代を迎えた現在、人間の深みや哀愁を表現できる唯一無二の役者力へと昇華されています。