うつ病の人がとる行動の全兆候|怠けと見誤る心理と周囲の正しい接し方

うつ病の人がとる行動の全兆候|怠けと見誤る心理と周囲の正しい接し方

うつ病の人がとる行動の全兆候|怠けと見誤る心理と周囲の正しい接し方にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

Q1:朝は起き上がれないのに、夜になるとスマホを触ったり喋ったりできるのは仮病でしょうか?
A1:仮病ではなく、うつ病特有の「日内変動」と呼ばれる典型的な病状です。うつ病患者の多くは自律神経やコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌リズムの異常により、午前中に最も症状が重く、夕方から夜にかけて一時的に脳の負荷が軽くなる傾向を示します。「夜に元気だから昼間の辛さは嘘だ」と責めるのは完全な医学的誤解です。

Q2:本人が病院や心療内科へ行くことを頑なに拒否する場合はどうすればよいですか?
A2:「心の病気」として精神科を勧めるのではなく、「最近眠れていないようだから睡眠の相談に行こう」「疲れが取れない原因を内科で調べてもらおう」と、身体症状の改善を名目にして受診を促すアプローチが有効です。それでも拒否する場合は、家族だけで精神保健福祉センターや心療内科の家族相談窓口を訪れ、専門医から助言を受ける方法があります。

Q3:回復してきたように見えたのに、急に再び寝込んでしまいました。悪化したのでしょうか?
A3:うつ病の回復過程は直線的な右肩上がりではなく、寄せては返す波のように「良くなったり悪くなったり」を繰り返しながら緩やかに上昇していきます。調子の悪化は再発ではなく、回復過程における通常の揺らぎであることが大半です。「昨日はできたのに」と責めず、悪天候をやり過ごすように静かに休ませることが寛解への近道です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。