メロンは野菜か果物か?農水省の驚きの定義とスイカ・イチゴの真相

メロンは野菜か果物か?農水省の驚きの定義とスイカ・イチゴの真相

メロンは野菜か果物か?農水省の驚きの定義とスイカ・イチゴの真相についての真相をご紹介します。

SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを検証すると、「野菜と知ってガッカリした」「ケーキの上に野菜が乗っていると思うと妙な気分になる」といった戸惑いの声が散見されます。しかし、青果仲卸業者や高級パティスリーのシェフなど、食の現場のプロたちの見解は極めて合理的です。

都内大手百貨店の青果バイヤーは取材に対し、「書類上や市場の競り名簿では野菜部類で処理されますが、お客様に『野菜ですよ』と売ることは100%ありません。メロンの栄養と糖度を見れば、完熟したアールスメロンは15度以上の糖度を誇り、一般的なイチゴ(約11度)や温州ミカン(約12度)を遥かに凌駕しています。糖度と芳香成分において、メロンは完全無欠のフルーツです」と断言します。

また、栄養面でも野菜特有の機能性と果物のメリットを兼ね備えています。高血圧予防やむくみ解消に役立つカリウムの含有量は可食部100gあたり約350mgと極めて高く、赤肉種(クインシーメロンや夕張メロンなど)には抗酸化作用の強いβ-カロテンが豊富に含まれています。

美味しさを最大限に引き出すためには、メロンの旬と食べ頃のメカニズムを理解することが欠かせません。メロンはバナナと同様に、収穫後に「追熟(ついじゅく)」を必要とする青果物です。

  • 旬の時期:ハウス栽培のアールスメロンは年間を通じて流通しますが、茨城県や熊本県などの露地・トンネル栽培メロン(アンデス、クインシーなど)は5月〜7月が最盛期。夕張メロンは6月下旬〜8月上旬がベストシーズンです。
  • 食べ頃のサイン:収穫直後のメロンはツルがピンと張っており、果皮も硬く香りが立ちません。常温(20〜25℃の直射日光が当たらない場所)で数日間保管し、「ツルの先端が茶色く縮れてきた」「お尻の部分(花落ち部)を親指で軽く押して弾力を感じる」「底部から芳醇な甘い香りが漂い始めた」瞬間が、糖とペクチンが分解された最高の食べ頃です。
  • 冷やし方の注意点:食べる直前の2〜3時間前に冷蔵庫の野菜室で冷やすのが鉄則です。追熟期間中に冷蔵庫へ入れてしまうと、低温障害を起こして追熟が止まり、糖度を感じにくくなってしまいます。
山田 真由
著者

山田 真由

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