歯周ポケット6Mm自力改善の嘘と真実|手遅れ防ぐ最新治療と抜歯の境界線

歯周ポケット6Mm自力改善の嘘と真実|手遅れ防ぐ最新治療と抜歯の境界線

歯周ポケット6Mm自力改善の嘘と真実|手遅れ防ぐ最新治療と抜歯の境界線にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

では、ポケット6mmの改善にはどのような治療が行われ、どれほどの期間を要するのでしょうか。歯周ポケット 改善 期間は、治療内容の深さによって段階的に設定されます。基本治療から再評価まで最低でも2〜3ヶ月、外科処置や骨再生を伴う場合は6ヶ月から1年以上のスパンで骨組織の成熟を見守る必要があります。

1. 専門的歯石除去:SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

最初に行われるのが、局所麻酔を用いたSRP ルートプレーニング 効果を狙う非外科的アプローチです。歯肉の溝深くに専用の器具(キュレットスケーラー)を挿入し、根面にこびりついた歯石と細菌毒素で汚染されたセメント質を徹底的に削り取って滑沢(ツルツル)に仕上げます。根面が滑らかになることで、プラークの再付着を防ぎ、歯肉が再び歯根に密着(上皮性付着)しやすい環境を整えます。軽度の6mmポケットであれば、SRPだけで3〜4mm前後にまで改善する事例も少なくありません。

2. 歯周外科手術:フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)

SRPを施して数週間後の再評価でポケットが深いままである場合、選択されるのが歯周外科処置です。代表的なものがフラップ手術であり、局所麻酔後に歯肉を切開して骨から剥離し、直視下(目で直接見ながら)で根の深部にある病巣や歯石を100%近く掻き出します。歯周外科手術 フラップ手術 費用は保険適用が可能であり、3割負担の場合で1歯あたり約3,000〜5,000円程度(再診料や薬剤費別)と、経済的負担は決して高くありません。

3. 最新バイオ再生療法:リグロス(bFGF)による骨組織再生

2016年に世界に先駆けて日本で保険収載された画期的な医薬品が、遺伝子組み換えヒトbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)製剤である「リグロス」です。従来の骨再生療法(エムドゲインやGTR法)の多くが自費診療で10万〜20万円以上を要したのに対し、リグロスを用いた歯槽骨 再生療法 リグロスは条件を満たせば保険適用で受けられます。

フラップ手術時に溶けて失われた骨欠損部にリグロスを塗布すると、未分化の間葉系細胞や血管新生を強力に促し、セメント質、歯根膜、そして歯槽骨という失われた歯周組織そのものを再生させます。術後6〜9ヶ月かけて徐々にX線写真上で骨密度の回復が確認できるようになり、抜歯寸前だった深さ6〜8mmのポケットが正常値近くまで浅くなるという劇的な改善例が多数報告されています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。