事件の発端は、2007年11月16日未明、香川県坂出市加茂町の民家で起きました。この家に暮らしていたパート従業員の三浦啓子さん(当時58歳)、そして泊まりに来ていた孫の山下葵ちゃん(当時5歳)、山下茜ちゃん(当時3歳)の3名が突然消息を絶ちました。
翌朝、姉妹を迎えに来た父親が、玄関に鍵がかかっておらず、室内から3人の姿が消えている異常事態を発見。警察の現場鑑識により、寝室の布団やカーペットに大量の血痕が付着し、拭き取られた痕跡が確認されました。香川県坂出市 殺人死体遺棄事件として直ちに捜査本部が設置され、全国的な公開捜査が開始されました。
発生から11日後の11月27日、事態は急展開を迎えます。三浦啓子さんの実姉の夫である川崎政憲(当時61歳)が死体遺棄容疑で逮捕されました。川崎の供述に基づき捜索が行われた結果、坂出港の埋立地から遺体となって発見されたのです。閑静な地方都市で起きた身内による残虐な凶行は、社会に強烈な戦慄を与えました。