2024年7月11日のグランドオープンを経て、2階の「霊の湯 休憩室」、3階の「霊の湯 個室」や「飛翔の間」がかつての輝きを取り戻しました。現場の管理体制や入浴システムは、保存修理工事前と比べて大幅に進化しています。
松山市および道後温泉事務所が公表しているデータや現地の動態を検証すると、道後温泉混雑状況最新情報における最大のピークは「休日の16:00〜20:00」に集中しています。宿にチェックインした宿泊客が一斉に本館へ押し寄せるため、この時間帯は当日発券の整理券であっても60分〜120分待ちが発生することが日常茶飯事です。
本館の神髄を味わうための最大の攻略法は、「朝風呂(6:00〜7:30)」の活用です。早朝6時の開館を告げる「刻太鼓(ときだいこ)」の音とともに訪れると、待ち時間はほぼゼロ、あるいは10〜15分程度でスムーズに入場できます。朝の静寂に包まれた「霊の湯」に浸かり、湯上がりに3階個室で坊っちゃん団子とお茶をいただく時間は、喧騒にまみれた日中では決して味わえない至福の体験となります。
また、本館から徒歩3分ほどの距離にある「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」も外せません。本館が入場規制を行っている時間帯でも、飛鳥乃湯泉の大浴場は比較的回転が早く、露天風呂も完備されています。特に飛鳥乃湯泉特別浴室は、入浴だけでなく昔の浴衣である「湯帳(ゆちょう)」を身にまとっての入湯体験ができるため、特別な思い出作りとして事前予約枠が争奪戦となっています。