設定したお気に入りの写真が意図しないトリミングを受けてしまう現象において、多くの人が真っ先に疑うのは「画像の画素数が足りないのではないか」という点です。しかし、根本的なLINE壁紙切れる原因のほとんどは、画像そのもののクオリティではなく、画像とスマートフォン画面における「縦横比(比率)」の決定的なズレにあります。
デジタルカメラや一般的なスマホカメラで撮影した写真は、標準で「4:3」あるいは「16:9」の比率で保存されます。一方で、現行のスマートフォンはベゼルレス化やマルチタスク画面の普及によって縦長化が進み、画面のLINE壁紙アスペクト比は「19.5:9」から「20:9」が主流となりました。この極端に縦長なスクリーンに横幅のある4:3の画像をそのまま当てはめようとすると、LINE側の表示システムは「画面の横幅を隙間なく埋める」ために画像を強制的に中央基準で拡大します。その結果、画像の上下や左右の大切な要素が画面外へと追いやられてしまうわけです。
さらに、鮮明なはずの画像が粗くなるLINE背景ぼやける対処法を考える上で見逃せないのが、解像度の不足とアプリ内の圧縮処理です。ディスプレイの物理ピクセル数よりも小さなサイズの画像を指定した場合、スマホの高精細なRetinaディスプレイや有機ELパネル上で引き伸ばされ、輪郭がにじむ現象が起こります。また、トーク内で一度送信した写真を端末に保存し直して背景に設定すると、送信時に適用される標準圧縮によって元データより画質が劣化しているケースも珍しくありません。