落語界屈指の伝統と知名度を誇る海老名家。初代・林家三平さんの妻であり、一門の精神的支柱である海老名香葉子さんをはじめ、義兄の九代目・林家正蔵さん、義姉の泰葉さんや美どりさんなど、錚々たる顔ぶれが揃う一族です。
芸能界出身の国分佐智子さんにとって、敷居の高い落語一門の「嫁」としての生活は、当初多くの苦労とプレッシャーが伴うものでした。一門の弟子たちの世話や後援会関係者への挨拶、お中元・お歳暮の手配など、一般家庭とは異なる細やかな気配りが求められる日々が続きました。
しかし、国分佐智子さんは持ち前の実直さと素直さで、義母である海老名香葉子さんから礼儀作法やおかみさんの心得を一から学びました。香葉子さんも彼女の誠実な姿勢と努力を高く評価し、現在では実の娘のように厚い信頼を寄せています。嫁姑問題が取り沙汰されることもなく、一族の絆を強めるキーパーソンとして重宝されています。