日本国内の日本国憲法において、天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と規定され、政治的な統治権を持たない存在として位置づけられています。国内の法解釈論として「国家元首は内閣総理大臣か、天皇か」という議論が交わされることもあります。
しかし、国際社会および外交儀礼において、天皇陛下は完全に「日本の国家元首」として扱われています。これは海外の外交実務における常識です。
外国の元首(大統領や国王)が日本を公式訪問する「国賓」接遇の際、天皇陛下が歓迎行事の主宰を務められ、宮中晩餐会を催されます。また、天皇陛下が外国を公式訪問される際には、訪問国から国家元首に対する最高位の礼遇である21発の礼砲で迎えられます。
海外メディアの報道を見ても、アメリカの主要紙やヨーロッパの国営放送は一貫して「Emperor of Japan」「Head of State」として報じており、その権威や立ち振る舞いに対して深い賛辞を送っています。政治権力を行使しない「純粋な道徳的・文化的権威」だからこそ、政争の具にならず、諸外国からも超越的な敬意を払われるという側面があります。