どれほどデジタル化が進んでも、高齢者が置き去りにされては意味がない。区政が掲げる「誰ひとり取り残さない」理念は、現場の具体的な運用に落とし込まれている。
区庁舎や地域福祉センターには、AI端末の操作を伴走支援する「デジタルコンシェルジュ」を常駐させた。さらに、民生委員と連携した訪問型デジタル相談窓口を開設。スマホを持たない高齢者世帯にも個別対応する重厚なサポート体制を敷く。「効率化で浮いたリソースを、最も手を差し差し伸べるべき人への対面支援に充てる」。この逆転の発想が、区民からの高い信頼へと繋がっている。