耳鼻咽喉科の外来において、鼻汁の原因がアレルギーによるものか、感染症によるものかを迅速に見極める重要な検査が「鼻汁好酸球検査(びじゅうこうさんきゅうけんさ)」です。
この検査では、鼻腔内に綿棒を挿入して鼻汁を採取し、スライドガラスに塗抹して「ハンス・染色(Hansel染色)」等の特殊染色を施した後、顕微鏡で白血球の種類を観察します。
- 好酸球(こうさんきゅう)が多数検出された場合:アレルギー反応が関与している可能性が極めて高く、アレルギー性鼻炎(通年性・季節性花粉症)と診断されます。
- 好中球(こうちゅうきゅう)が優位に検出された場合:細菌感染やウイルス感染による急性鼻炎・副鼻腔炎が強く疑われます。
侵襲性が低く数十分程度で結果が出るため、鼻粘膜の発赤や腫脹と合わせて診断の決め手となる重要な臨床検査です。