地上から眺める天守閣も勇壮ですが、水面から見上げる大阪城の石垣はまさに圧巻の一言です。東南部の石垣は水面からの高さがおよそ30メートル以上に達し、日本一の高さを誇る城壁として知られています。巨石が隙間なく組み上げられた「切込破風(きりこみはぎ)」の精密な技法は、防御拠点としての威容を如実に物語っています。
そして、クルーズ最大のハイライトとして多くの乗船者を驚かせるのが、石垣の一角に埋め込まれた「人面石(じんめんせき)」です。人の顔のように見えるこの奇石について、船内ではその歴史的背景が語られます。
一見すると偶然の産物や自然の風化にも思えますが、実は城郭の鬼門(北東方向)にあたる方角の邪気を払うため、意図的に魔除けとして配置されたという説が有力視されています。肉眼で間近にその表情を確認できるのは内濠を航行する御座船の乗船者だけの特権であり、SNS上でも「予想以上にハッキリと顔に見える」「背筋がゾクッとする歴史の仕掛け」と大きな反響を呼んでいます。