ネット上には「床下収納はワインセラー代わりに使える」「どんな家でも床下は涼しい」といった情報が散見されますが、これらには注意が必要です。
住宅の基礎工法には、外気を通す「床下断熱工法」と、基礎コンクリート自体を断熱材で覆う「基礎断熱工法」があります。特に床下暖房や全館空調を採用している住宅の場合、冬場の床下空間が20度前後に保たれるケースもあり、「床下=冷暗所」という前提が崩れている物件も少なくありません。
また、床下収納ユニットのフタは、住宅の気密性を保つための「点検口」を兼ねています。収納枠自体を取り外すと配管や基礎コンクリートが露出する構造になっており、フタのパッキンが劣化すると隙間風や湿気が室内に上がってくる原因にもなります。定期的な枠周りのチェックは欠かせません。