ダ ミケーレの真髄を味わう上で外せないのが、創業以来受け継がれてきた2大看板メニューです。どちらを注文すべきか迷う初訪店者も少なくありませんが、この2枚には明確な設計思想の違いがあります。
まず代名詞であるナポリ本店 マルゲリータは、ミルキーでコク深いモッツァレラチーズ、爽やかな酸味をたたえたトマトソース、そして生バジルのアロマが三位一体となった王道の一枚です。チーズのボリュームに応じて「ノルマーレ(通常)」や「ドッピア(チーズ倍量)」を選べる点も本店同様。直径約35cmという皿からはみ出るサイズ感でありながら、生地の水分含有量が高く軽やかなため、女性一人でも最後まで重たさを感じずに完食できる仕上がりです。
一方のダミケーレ マリナーラ 違いとして際立つのは、チーズを一切使わない潔い構成です。濃厚なトマトソースの上に刻みニンニクと香り高いオレガノを散らし、オリーブオイルを回しかけて焼き上げます。ニンニクのパンチとハーブの清涼感がダイレクトに小麦本来の甘みを引き立て、生地自体の旨味を最もストレートに実感できます。2人以上で訪れるなら、マルゲリータとマリナーラをそれぞれ1枚ずつオーダーし、シェアして味のコントラストを楽しむスタイルが最適です。