メンズの片耳ピアスを始めるにあたり、事前に把握しておくべき落とし穴が2点存在します。
第1の盲点は、軟骨ピアス(ヘリックスなど)のホール完成期間とメンテナンス性です。一般的な耳たぶ(ロブ)であれば約1〜2ヶ月でファーストピアスから付け替えが可能になりますが、血流が少ない軟骨部位は安定までに半年から1年を要します。就寝時に枕で圧迫したり、服の脱ぎ着で引っ掛けたりすることで肉芽(炎症による腫れ)が生じるトラブルも珍しくありません。最初は耳たぶからスタートし、ホールが完成した段階で軟骨への増設を検討するのが賢明な順序です。
第2の盲点は、グローバルな場における文化的バイアスの残存です。日本国内では純粋なファッションとして認知されている右耳ピアスですが、北米や欧州のトラディショナルなコミュニティ、あるいは年配層が同席する国際的なビジネスディナーなどでは、前述した古いコードが頭をよぎる人が一定数存在します。フォーマルな海外出張や格式高い社交場では外すか、左耳に統一しておくのがスマートなリスクマネジメントと言えます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
片耳ピアスは、自己の魅力を引き上げる強力な武器になる反面、個人のライフスタイルや外見との親和性が問われます。
【選んで間違いのない人】
- 髪型がセンターパート、マッシュ、刈り上げショートなど、耳元が見えるスタイルをしている
- 普段の服装がモノトーン、クリーンカジュアル、モードテイスト寄りである
- 細部の手入れ(ピアスの皮脂汚れ拭き取りや消毒)を怠らない衛生観念がある
【慎重に検討すべき人】
- 厳格な身だしなみ規定がある職場に勤務しており、日中外す必要がある(ホールが塞がるリスク)
- 大ぶりのゴールドや派手なカラーストーンなど、過度に主張の強いアイテムを好む傾向がある
- 金属アレルギーの有無を把握しておらず、安価なメッキ製品を選びがちな人