定期テストで平均点と80点以上の生徒を分ける境界線となるのが、楽譜の進行順序を読み解く「反復記号」と、演奏表現を指定する「発想・奏法記号」です。
反復記号(D.C.とD.S.)のルート追跡
反復記号 ダ・カーポ ダル・セーニョは、楽譜上の小節番号を答えさせる実践形式でよく出題されます。
【D.C.(ダ・カーポ)】:曲の「最初(頭)」へ戻る。
【D.S.(ダル・セーニョ)】:途中の「セーニョ記号(Sに斜線と点がついた記号)」へ戻る。
【Fine(フィーネ)】:戻った後にこの表記がある場所で曲を終える。
【コーダ記号(〇に十字)】:指定された別のコーダマークへ一気にジャンプする(To Coda → Coda)。
「D.C.は先頭へ、D.S.は目印(セーニョ)へ」とルール化しておけば、楽譜を追う迷路問題で間違えるリスクをゼロに抑えられます。
変化記号と奏法・発想記号のポイント
変化記号 シャープ フラットには、楽譜の先頭にある「調号」と、小節内にある「臨時記号」の2種類が存在します。臨時記号の効力はその小節内・同じ高さの音だけに有効というルールは、記号の意味問題だけでなく音名記述問題でも頻出です。 また、奏法記号 スタッカート フェルマータや、発想記号 カンタービレ ドルチェは、以下のように漢字の意味と紐付けて覚えるのが鉄則です。
- Staccato(スタッカート):音符の上下につく点。その音を短く切って演奏する。
- Tenuto(テヌート):音符の上下につく横棒。その音の長さを十分に保って演奏する。
- Fermata(フェルマータ):鳥の目のような記号。その音符や休符を「程よく延ばす」(※単に長くするではなく「程よく」と書かせる採点基準が多い)。
- dolce(ドルチェ):愛らしく、甘く(デザートのドルチェと同語源)。
- cantabile(カンタービレ):歌うように(オペラのカンタータと同語源)。
- maestoso(マエストーソ):堂々と、荘厳に。