48カ国へ出場枠が拡大された2026年北中米ワールドカップを控え、韓国とブラジルの両陣営はそれぞれ大きな転換期を迎えています。かつてピッチを彩ったアイコンたちの序列が移り変わり、次代を担うヤングスターたちが新たな力関係を築きつつあります。
韓国代表は、長年チームを牽引してきたソン・フンミンがベテランの域に達し、精神的支柱としての役割を維持しながらも、戦術の中心はパリ・サンジェルマンで異彩を放つイ・ガンインや、欧州屈指のセンターバックへと成長したキム・ミンジェへとスムーズに移行しています。個のフィジカル頼みだった前時代から脱却し、中盤で卓越したキープ力と長短のパスを操るイ・ガンインの存在は、強豪相手にも不用意なボールロストを減らすための決定的なピースです。
一方のブラジル代表もまた、ネイマール依存からの完全な脱却を図り、レアル・マドリードの攻撃を牽引するヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ、そして次世代の怪物エンドリッキらを中心とした圧倒的な個のスカッドを再構築しています。スピードと決定力において世界最高峰の陣容を誇るセレソンに対し、組織的な守備戦術のアップデートを進める韓国が再び相まみえた時、過去の悲劇を教訓とした新しいアプローチを提示できるかが注目されます。