冷蔵庫の電源の切り方と注意点|抜く前の手順とプロが教える落とし穴

冷蔵庫の電源の切り方と注意点|抜く前の手順とプロが教える落とし穴

冷蔵庫の電源の切り方と注意点|抜く前の手順とプロが教える落とし穴の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

冷蔵庫の電源プラグを抜く際、忘れがちなのが緑色または緑/黄ストライプのアース線(接地線)の処理です。水回りに設置される冷蔵庫は、漏電時の感電事故を防ぐためにアース接続が強く推奨されています。

安全な冷蔵庫のアース線の外し方は、壁面コンセントの端子形状によって2パターンに分かれます。

1. ネジ止めタイプ:カバーを押し上げて開き、プラスドライバーで固定ネジを反時計回りに2〜3回転緩めます。緩んだ隙間から金属端子(Y型端子または芯線)を手前に引き抜きます。ネジを完全に外してしまうと紛失の原因になるため、緩めるだけに留めるのが現場の鉄則です。
2. ワンタッチ(差込・レバー)タイプ:レバーを指で押し下げるか、マイナスドライバーの先端で解除ボタンを押し込みながらアース線を引き抜くだけで外れます。

外したアース線は、芯線部分を絶縁テープで保護するか、本体背面のコードホルダーに電源コードと一緒にまとめて固定しておきます。

そして、電源を切った後に多くの利用者が陥る最大の悲劇が「冷蔵庫のコンセントを抜いて放置すること」による庫内の腐敗・カビ増殖です。

通電が止まった冷蔵庫は、断熱材で覆われた「完全密閉の暗室」へと変貌します。庫内に残った微量な水分や調味料の飛び散り、パッキンに付着した皮脂汚れを栄養源として、わずか48〜72時間でクロカビや酵母菌が爆発的に繁殖します。一度断熱材や内部プラスチックの微細孔に染み付いたカビ臭・腐敗臭は、市販のアルコールスプレーや次亜塩素酸ナトリウムを用いても完全除去することは困難です。

電源を切って保管・放置する場合は、アルコール等で徹底的に庫内を乾拭きしたうえで、段ボール片やタオルを扉に挟み、「扉を数センチ開けた状態」をテープ等で固定して通気性を確保することが死活的に重要となります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。