2人の軌跡を語る上で外せないのが、2012年2月2日に発表された電撃入籍です。当時27歳でソロアーティストとして海外進出を本格化させていた赤西仁と、23歳で映画や舞台の主演を次々と務めていた黒木メイサの結婚は、事後報告の形を取ったこともあり、当時の芸能界に前代未聞の激震をもたらしました。
2人の馴れ初めは、共通の知人を介した食事会を通じて意気投合したことがきっかけでした。互いに強い表現欲求と海外志向を持ち、周囲の雑音に左右されないストレートな気質が共鳴し合い、交際開始からわずか数ヶ月でのスピード婚となりました。当時のワイドショーや週刊誌は「早期の破綻」をこぞって予測しましたが、2人はその大方の見方を覆し、10年以上にわたって強固な家庭を築くことになります。
同年に誕生した第1子となる長女、そして2017年に誕生した第2子となる長男の成長に合わせ、2人は生活拠点をアメリカ・ハワイへとシフトさせました。赤西仁は2014年に自主レーベルを立ち上げて独立し、ファンクラブ運営やライブ活動で独自のビジネスモデルを確立。一方の黒木メイサも、2023年4月に19年間所属した事務所スウィートパワーを円満退所し、個人事務所を設立して独立を果たしました。双方が完全に「自立した表現者・経営者」となったタイミングで、家族の物語は新たな章へと突入します。