ディ・ステファノに授与されたスーパーバロンドールのトロフィーは、長年レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウのスタジアム博物館に展示され、多くのファンが目にする象徴的な宝物となっていました。しかし、2014年にディ・ステファノが逝去したことで運命の歯車が動きます。
遺族の判断により、彼の輝かしいキャリアを物語るコレクションが整理され、2021年9月にロンドンの名門オークションハウス「サザビーズ(Sotheby's)」で競売に出品されたのです。世界中のスポーツコレクターやフットボール関係者に衝撃が走りました。
この世界に1つしか存在しないトロフィーは激しい入札合戦の末、18万7500ポンド(当時の為替レートで約2800万〜3000万円)という破格の金額で落札されました。落札者の身元は公表されておらず、個人のプライベートコレクションに収められたと見られています。公の場から姿を消したことで、この賞の「幻」としての神秘性はさらに高まることとなりました。